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2011年6月28日 黒川温泉のドン
今から4年前、私、せんべい職人見習いがまだ前職に就いていたころ、

amazonで偶然出会った一冊の本。




『黒川温泉のドン 後藤哲也の再生の法則』

帯には
“「天才」観光カリスマの集客ノウハウ”初公開、地域おこしと会社再建のヒント満載!”

その頃から漠然と寸又峡温泉でのせんべい屋やお宿を開きたいと考えていたり、

会社での役割は営業および販促担当ということもあり即購入しました。



「あのですな、黒川温泉の魅力は何かと言うと、

“日本のふるさと”の雰囲気を思いっきり味わえる、ちゅうところにあるとですよ。」

こんな出だしで始まります。



昨日のブログで紹介した、後藤さんが経営する旅館のひとつである

「山みず木」

その建設にまつわるエピソードが紹介されている。



地元の農家から約3000坪の田んぼを買ってほしいという話が舞い込む。

黒川温泉の中心部から約2キロ離れた田園地帯の一角に

後藤さんは5億円をかけて「山みず木」をつくる。

当時の彼が習得していた「技術」を総動員し、「山の中の日本」をイメージ。

高台に立地していたため九重山を望む絶好のロケーションだが、あえて山が見えないようにつくる。

山よりも木をいっぱい植えて、雰囲気作りを重視する。

自然に生えている雑木をふんだんに使うために、阿蘇の山々を見て回り、

枝振りのいい木が多く生えている山を一つ買うほどこだわった。



実際に「山みず木」の敷地に足を踏み入れてみると、昔からある雑木林に佇む宿という印象。

ところが、その雑木のほとんどは後藤氏が阿蘇の山を買い取って植えたものであるから驚く。

雑木こそが本物の自然を感じさせてくれると言い切るだけあって、

宿も露天風呂も自然に馴染んでいる。本当に心からリラックスできた。



この自然こそが、後藤さんの演出する「日本のふるさと」なんだ。







author:せんべい職人見習い, category:読んだ本から, 06:28
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